チョコボデッキでよく見かける「パーティアタック」は、パワーラインが低いフォワード同士が強敵に打ち勝つ方法の一つです。お赤飯は「チョコボデッキは使わないから、パーティアタックなんて覚えてなくていいだろう」と高をくくっていた時もありました。
しかしこの「パーティアタック」は強敵が立ちふさがっても打ち破れると気が付いたとき、なんと勿体ないことをしていたのかと思ったのです。
カードゲーム、またはFFTCG初心者の方で、パーティアタックって何?とやり方がイマイチわからないという方に向けて解説していきます。
パーティーアタックは同属性で組める
パーティーアタックとは、「同じ属性のカード1体以上で一緒にアタックすること」です。
パワーが高い相手に対して、2体分のパワーを同時に与えることができます。
そのため、「パワー未満のダメージを受けない」という効果も無効にできるのです。
同じ属性であればいいので、盤面次第では夢の共演ができるかもしれません。
例えばFF5(ファイナルファンタジーⅤ)のガラフとクルルのお爺孫コンビでパーティアタック!
※あくまでも夢の共演の話です。
また、1体ずつアタックするとブレイクされてしまいますが、パーティアタックすることで、最小限の損失で済みます。
パーティは何体と組んでもOK!
パーティは何体で組んでもいいですが、基本的には2体で組むことが多いです。

アタックする際は分かりやすく、カードを重ねてアタック宣言しましょう。
個人的にはアタック値がいくつになるのかわかりやすいように、カードを重ねておいた方が分かりやすいと感じています。
パーティ化した時、効果はどうなるのか?
パーティを組んだ時に、チョコボのカードのような「パーティを組んだとき、他のフォワードに〇〇する」の効果は、パーティにそのカードが含まれていれば発動されます。
パーティアタックではいくつか勘違いしやすい効果がありますので確認してみましょう。
効果の全体化はしない
「先制攻撃」や「ブロックされない」などのアビリティや効果は、パーティを組んだカード全部に付与されていないと全体化されません。
しかし、「ブレイブ」(アタック時にダルにならない効果)はそのカードに付与されたままなので、ダルになることなくアタックが可能です。先制攻撃や「ブロックされない」効果などはダメージに関係してくるので全体化されないけれど、ブレイブ自体はダメージ計算に関与しないのでできる、ということですね。
例えば「1-071L ジタン」と「1-086C ユフィ」の場合
「1-071L ジタン」のように、コスト4以上のフォワードにブロックされないという効果を持っていますが、パーティアタックを組む場合、もう一枚に同じ効果は付与されません。
しかし同じ効果がパーティを組んだカード同士に付与されていれば、効果を発揮することができます。
例えば「1-071L ジタン」と「1-086C ユフィ」を見てみましょう。
「1-071L ジタン」の効果はコスト4以上のフォワードにブロックされない効果を持ち、「1-086C ユフィ」はコスト3以上のフォワードにブロックされません。この2枚がパーティを組んだ時、ブロックはコスト3までのフォワードにはブロックされてしまいますが、コスト4からのフォワードにはブロックされません。
どちらも「ブロックされない」効果を持っており、ユフィのブロックされない基準とジタンのブロックされない基準が一致した「コスト4からのフォワードにブロックされない」効果が付与されます。
パーティアタックがブロックされた時のダメージ計算
また、パーティがアタックした時、いくらパワーが上がったとしてもブロックされることはままあります。その時のダメージ計算はこうなります。
「1-025C 見習い戦士」と「1-026C 見習い戦士」がパーティを組み、パワー8000、HPが5000と3000になってアタックをしました。「1-050C ナイト」でブロックしたとき、パワーとHPが7000ですので「1-050C ナイト」はブレイクされてしまいます。
この場合、パーティを組んだ「1-025C 見習い戦士」と「1-026C 見習い戦士」のパワーとHPに注目してみてください。
それぞれのパワーが1体のフォワードに与えられるので8000、HPは合算するわけではないので5000と3000のままです。
パーティアタックしたとき、与えるダメージの配分を決めるのは?
ブロックした「1-050C ナイト」の7000ダメージは、分散してパーティにそれぞれ与えられますが、この時ダメージをどのフォワードにどのくらい与えるか考えられるのは、
「ブロックした側」です。
そのため「1-050C ナイト」の7000ダメージは2000と5000、または4000と3000で分けて「1-025C 見習い戦士」か「1-026C 見習い戦士」をブレイクする流れになるでしょう。
**2019/12/29 パーティアタック追記**
またも「なるほどねー、完全に理解したわー」という事があったので追記します。

「10-020L レェン」が、プレイヤーがコントロールしているWOFF(ワールド オブ ファイナルファンタジー)のフォワードがアタックする度に4000ダメージを与えてくる恐ろしいカードであることは皆さんもご存知でしょう。
ではこの効果は、他の【カテゴリ(WOFF)】のフォワードがパーティアタックした時には適用されるのでしょうか?
スクエニ社が出している公式のルールブックにはパーティアタックについてこう記述されています。
パーティーを組むとは複数体のフォワードを1つのフォワードであるかのようにアタックするというキーワード行動である
FF-TCG 総合ルール ver.2.00最終更新日2019年 9月25日 p.22-p.23
お赤飯も勘違いした部分なのですが、パーティアタックはフォワード2体が1体に合体するわけではありません。つまり、合体して1体と数えるのではなく、それぞれ1体として考えます。
先程の「10-020L レェン」がとてもわかりやすいですね。
例えば【カテゴリ:WOFF】のキャラクター2体がパーティを組んでアタックしたとしましょう。
この場合、パーティを組んだフォワードが1体ずつ、レェンの「【カテゴリ:WOFF】のフォワードがアタックする度に4000ダメージを与える」という効果が与えられます。
先程例にも出した「1-071L ジタン」と「1-086C ユフィ」の時と同じように、どちらのカードにも効果が付与されます。よって、4000ダメージは2回飛びます。
パワー8000のフォワードをうっかりぽっくりブレイクしてしまう……なんて恐ろしい子なんだレェン……。
おさらいすると、パーティアタックはこんなことが出来ます。
- パーティは同属性で組める
- パーティは何体組んでもOK
- ダメージに関係する効果は全員持っている必要がある
- ダメージ配分はブロック側が決める
パワーが強くて太刀打ちできない!という盤面でも、パーティアタックを使ってみるとダメ―ジが通ることもありますよ!
おまけ
パーティアタックは、チョコボのデッキでよく見ることが出来るでしょう。
チョコボはパワーラインが低いので、それを補うようにパーティを組んでパワーの底上げをします。
カードによっては嬉しい効果も付いてくるので、戦況によってはどのチョコボとコンビを組むのか考える必要がありますよね。
チョコボデッキについて詳しくはこちらの記事でも触れています。

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