Opus13発売開始前に、FF14のカード収録のスターターデッキとボスデッキが発売されました。今回、ボスデッキが発売されたのは、Opus史上初めてになります。
最近FFTCGを始められた人や、トレーディングカードゲームをそもそも始めたばかりの人にとって、ボスファイトやボスデッキがどんなものなのかを解説していきます。
ボスデッキとはマルチプレイヤー対戦デッキのこと

毎年スクエア・エニックスの本社新宿で開催される、「ファンフェア」で行われていたイベントの一つに「ボスファイト」と呼ばれるものがありました。8周年記念ファンフェアから開始しているようで、海外では既にイベントの定番になっているとか。
「ボスファイト」とは、3人一組のHEROチームになって、ボスであるFFTCG開発スタッフとバトルする、マルチプレイです。挑戦者3名がそれぞれの構築デッキを持ち寄り、協力してヴィランであるスタッフとバトルする中々熱い戦いになっています。
3人はそれぞれの構築デッキを持ち寄りますが、対してヴィラン側は通常のカードとはテキストが異なるカードを構築しており、内容もボスの名に恥じぬ強力な内容です。
ボスデッキカードと通常のカードの違い
テキスト効果はさることながら、カードのデザインも特別仕様になっています。絵柄は通常のカードと同じですが、テキストや名称の枠が金で縁取られており、見た目でも楽しめます。

ヴィラン側が使用するデッキは、使用できるカードが既に決まっており、勝手に枚数を減らしたりカードの入れ替えをしてはいけません。尚且つ、通常モードとHARDモードで使用できるカードが異なります。
2021年3月に発売されたボスデッキの収録内容は以下の通りです。
カード番号 | カード名 | 枚数 |
---|---|---|
B-001 | カオス | 1 |
B-002 | スピリタス | 1 |
B-003 | ガーランド | 1 |
B-004 | ゼノス | 3 |
B-005 | ネール | 2 |
2-026L | ヴェイン | 3 |
B-006 | オーファン | 3 |
6-027L | クジャ | 3 |
7-034L | セフィロス | 3 |
11-065H | アーデン | 3 |
B-007 | 闇の王 | 3 |
B-008 | ゴルベーザ | 3 |
B-009 | ガーランド | 3 |
B-010 | デスペラードカオス | 3 |
7-129H | ガルデス | 3 |
B-011 | シン | 2 |
B-012 | 暗闇の雲 | 3 |
1-040C | 召喚士 | 3 |
4-027C | 吟遊詩人 | 3 |
B-013 | 皇帝 | 3 |
B-014 | ケフカ | 3 |
1-133C | 賢者 | 2 |
B-015 | シーモア | 3 |
1-138C | 召喚士 | 3 |
7-087R | エクスデス | 3 |
B-016 | アルティミシア | 3 |
B-017 | イフリート | 2 |
3-037H | 死の天使ザルエラ | 2 |
B-018 | ディアボロス | 2 |
9-068H | ドラゴン | 2 |
B-019 | オーディン | 2 |
B-020 | リヴァイアサン | 2 |
B-021 | 戒律王ゾディアーク | 2 |
ボス仕様のカードの他にも、再録されたカードもあり、中でも「7-034L セフィロス」は、フルアート品です。「7-034L セフィロス」は通常のfoil(キラキラカード)ですと、1枚5000円以上するカードで、テキストの効果も強力でした。お赤飯も氷デッキに入れたいけど、その値段の高さから断念したカードの内の一つです。そんなカードがフルアートになって(しかも通常の構築デッキにも使える)収録されています。
ボスデッキで使用されるカードは通常使用できるカード番号と異なり、わかりやすく「B-○○○(数字のみ)」になっており、見た目も豪華です。「B-○○○」のカードはボスファイト専用で、構築デッキには使用できませんので注意してください。
HARDモードでは通常カードが更に強力になっている
通常のボスファイトの更に強力なカードを差し替えたバージョン、HARDモードでは、以下の再収録カードと差し替えで、ボスデッキ仕様のカードを使用してバトルします。
通常モード カード番号 | → | HARDモード カード番号 | カード名 | 枚数 |
---|---|---|---|---|
2-026L | → | B-022 | ヴェイン | 3 |
6-027L | → | B-023 | クジャ | 3 |
11-065H | → | B-024 | アーデン | 3 |
7-129H | → | B-025 | ガルデス | 3 |
7-087R | → | B-026 | エクスデス | 3 |
3-037H | → | B-027 | 死の天使ザルエラ | 2 |
元々能力強力だったカードが一層厄介になってHERO達の前に立ちはだかり、様々な妨害行動をしてくるので、HERO同士の相談は毎ターン必須と言ってもいいでしょう。
全部で6種類のカードがボスカード仕様にチェンジされ、書かれているテキストの効果も格段にアップします。まさにHARDモードと言える慈悲の無さですね。
ボスデッキで遊んでみよう!ボスファイトルールについて
ボスファイトで遊ぶ場合、通常の構築戦のルールとは異なる部分があります。構築戦のルールとボスファイトでのルールの相違点をまとめてみました。
アクティブフェイズ | |
---|---|
HEROターン | BOSSターン |
必ず先攻でスタート | 必ず後攻でスタート |
ドローフェイズ | |
HEROターン | BOSSターン |
3人同時に2枚ドロー ※最初のターンは1ドロー |
毎ターン4枚ドロー |
第1メインフェイズ | |
HEROターン | BOSSターン |
好きな順番でキャストやアビリティを使用して良い。 手札を互いに公開して相談して良い。 |
バックアップ10枚まで出すことが可能 |
アタックフェイズ | |
HEROターン | BOSSターン |
順番問わず、どのフォワードからでもアタックしても良い。 ※プレイヤーが交互にアタックしても良い。 ただし他プレイヤーのフォワードとパーティは組めない。 |
【B-001】カオスと【B-002】スピリタス、【B-003 ガーランド】は初手からアタック可能 ボスからのダメージを受けた場合、3人それぞれに1点加算される |
第2メインフェイズ | |
HEROターン | BOSSターン |
第1メインフェイズと同じことができる | 第1メインフェイズと同じことができる |
エンドフェイズ | |
HEROターン | BOSSターン |
BOSSのターンへ移行 | HEROのターンへ移行 |
HEROターン | → | BOSSターン | |
---|---|---|---|
アクティブ フェイズ | 必ず先攻でスタート | → | 必ず後攻でスタート |
ドロー フェイズ | 3人同時に2枚ドロー ※最初のターンは1ドロー | → | 毎ターン4枚ドロー |
第1メイン フェイズ | 好きな順番でキャストや アビリティを使用して良い 手札を互いに公開して相談OK | → | バックアップ10枚まで 出すことが可能 |
アタック フェイズ | 順番問わず、どのフォワードから アタックしても良い。 ※プレイヤーが交互にアタックしても良い ただし他プレイヤーの フォワードとパーティは組めない。 | → | 【B-001】カオス 【B-002】スピリタス 【B-003 ガーランド】は初手から アタック可能 ボスからのダメージを受けた場合 3人それぞれに1点加算される |
第2メイン フェイズ | 第1メインフェイズと 同じことができる | → | 第1メインフェイズと 同じことができる |
エンド フェイズ | BOSSのターンへ移行 | → | HEROのターンへ移行 |
注意すべき点がいくつかあり、一つはボスの盤面には既に「B-001 カオス」と「B-002 スピリタス」、「B-003 ガーランド」が立ちはだかっている状態からのスタートです。したがって必ずターンの先攻はHERO、後攻はボスと決まっています。まずは「B-003 ガーランド」を除去できる対策やダメージを受けない対策などをしっかりと相談して決めましょう。

バックアップ
カオスは対戦相手の召喚獣やアビリティによってはフィールドから離れない。
カオスがフィールドにいる場合、カオスはどの属性のCPでも生み出すことができる。
カオスをゲームから除外する:以下から1つを選択する。「光属性のフォワードを1体選ぶ。それをブレイクする。」「あなたの手札から【カード名(デスペラードカオス)】1枚をフィールドに出す。」
バックアップ
スピリタスは対戦相手の召喚獣やアビリティによってはフィールドから離れない。
あなたは闇属性のキャラクターを2体以上フィールドに出すことができる。
スピリタスがフィールドにいる場合、スピリタスはどの属性のCPでも生み出すことができる。
あなたは手札にある闇属性のカードをCPを生み出すために捨てることができる。(闇属性のカードを捨てると闇属性のCPが2つ生み出される。)
フォワード パワー10000
ブレイブ
ガーランドがアタックしたとき、ターン終了時までガーランドのパワーを+4000する。
二つ目はHEROプレイヤーがコントロールしているフォワードは、どのプレイヤーのフォワードからでもアタックができ、別プレイヤーのフォワードがアタックした後でも再度自分の別フォワードがアタックすることも可能です。
例えば、Aプレイヤーのフォワード1がアタック後、Bプレイヤーのフォワード1がアタックし、その後にもう一度Aプレイヤーのフォワード2がアタックしても良いということですね。
ただし、パーティーを組める相手は自分のフィールド内のフォワードに限ります。
三つ目は「あなたのコントロールするフォワード」や「あなた」と記載されている場合は、自分のフィールド内で完結させなければなりません。
「あなたのフォワードのパワーを+1000する。」のであれば、自分のフィールドにいるフォワードだけがパワー+1000になり、「あなたに1点ダメージを与える」場合は、自分しかダメージを受けないという事ですね。
四つ目として、ヴィランからアタックを受けてブロックができなかった場合、1体のフォワードで同時に3人が1点ダメージを受けてしまいます。7点マッチは構築戦と同様ですので、いかに壁を作ってブロックするかが大事な要素になってくるでしょう。
- ボスは2バック1フォワードいる状態でスタート
- HEROは先攻、ボスは後攻からスタート
- HERO側の行動の順番は誰からでもよい
- アタックするフォワードの順番は問われない
- パーティアタックは自分のフィールド上のフォワード同士でしかできない
- 「あなた」と指定がある場合、自分のフィールド上にのみ効果が発揮する
- ボスのフォワードのアタックは誰が止めてもいい
- ボスのアタックが通った場合、全員1点加算される
ボスファイトを自由に遊んでみよう!
マルチバトルで遊べるボスファイトでの、基本的なルールを紹介してきました。
基本ルールさえ覚えておけば、仲間内で遊ぶ分にはルールを崩しても良いですし、ボスデッキを自由に改良しても良いですね。例えばボスvs2人で挑んでも良し、光の戦士の如く4人で挑んでも楽しかったです。ルールガイドにはボスvs2人でやる場合はボスのカードのドロー枚数を2枚に減らすように促しています。

ちなみにお赤飯がボスファイトを初めてプレイしたときは、他2名の方共々Opus13のプレリリースパーティで使用したデッキのまま参加し、ボス側は3枚ドロー、HERO側の単色カードは何色からでもキャストOK、多色カードは何色でも良いが、2色をコストに支払う、テキストで支払うべきCPはそのままの色で支払う、強そうなテキストのカードは一部ボスっぽい別カードと差し替え、などといったゆるゆるのルールで挑みました。
「その場で楽しんだものが勝者」と言わんばかりに遊びましたが、次は構築で使うようなデッキで挑戦したいと思います!一緒に遊んでくれる人募集中です!
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