カードゲームと聞くと「ルールを覚えるのが大変」と思う方もいるかもしれません。初心者のお赤飯も、FFTCGのやり方について勉強中の身であります。
このブログはこれからFFTCGを始めたい人や、ルールについて不安な人のために、Final Fantasy(FF)シリーズのトレーディングカードゲーム(FFTCG)のやり方についてを初心者の立場で書いていきます。
やってみたいけどどんなルールなの?という方にちょっとでも興味持っていただき、分かりやすく説明できればと思います。
カードの属性は8種類に分かれる
まず、カードにはそれぞれ属性を持っており、その属性は計8つです。
「火・雷・水・氷・風・土」と「光・闇」で分かれており、カードの色でも視認できます。火は赤色、雷は紫、水は青、氷はシアン、風は緑、土は黄色です。光と闇は若干色が似ていますので、名前の横のクリスタルマークの色や、テキストの背景に描かれているマークで判断できます。
絵柄はゲームから抜粋されているものもあれば、FFTCGのために書き下ろされたカードもあり、ゲームをプレイしていても見たことないイラストが多く収録されています。
初心者の疑問①「属性に優劣はあるの?」
属性と聞くと、やはり気になるのは相性ですよね。弱点属性には与えるダメージがアップするなど、ゲームならではの効果はあるのでしょうか?
FFTCGでは「火属性だから氷に強い」「光と闇はお互いが弱点」のように相関関係はありません。「弱点属性だから攻撃ダメージが2倍になる」といったことはなく、カード右下の書いてある数字がカードのパワーになります。
カードのカテゴリは4種類に分けられる
カードをよくみると、右下に数字が書いてあるものやカードの枠の形が違うものがあります。カードには「フォワード」「バックアップ」「召喚獣」「モンスター」の4種類に分けることができ、各属性に4種類ずつカードが振り分けられます。
「名前部分の柄(②)」と「真ん中の左にある柄(③)」でも見分けられるようになっていますね。
カードにはそれぞれ意味のある言葉や形があります。詳しく見ていきましょう。

かわいらしい「チョコボ」のカードに番号を振りました。それぞれ番号の意味を詳しく見ていきたいと思います。
① | コスト | 右上にある緑の石の中に「4」の数字があります。 これは「チョコボ」のカードをフィールドに出すために必要な「コスト」です。 |
② | カード名 | コストの横に記載されている「チョコボ」が「カード名」です。 |
③ | 分類 | カードの分類です。チョコボは「フォワード」になりますね。分類については後述いたします。 |
④ | ジョブ | そのカードが持つジョブ名が記されています。このカードは「一般兵」というジョブです。 |
⑤ | 作品区分 | カードにはそれぞれ作品カテゴリに分類されています。テキストに【カテゴリ(FF◯)】など記載がある場合は、このカテゴリを参照です。 |
⑥ | テキスト | カードの効果やアビリティが記載されています。 |
⑦ | カード番号 |
カードには同じ名前(カード名)のものが多く存在し、それを分別するためにカード番号が存在します。 |
⑧ | パワーとHP | カード分類がフォワードのカードのみに記載されている数字です。パワー、HP(ヒットポイント)それぞれが7000ある、ということです。 |
カード番号について、カードのレアリティは順番にプロモーション(㏚)、レジェンド(L)、ヒーロー(H)、レア(R)、コモン(C)にわけられます。プロモーションは、ブースターパックボックス購入時に1枚収録されていたり、大会での参加賞だったりと非売品が多いです。
カードにはそれぞれの属性ごとに「フォワード」、「バックアップ」、「召喚獣」、「モンスター」に分類されます。⑧のパワーとHP以外は、全ての分類に共通する表記です。
次はそれぞれのカード分類について確認しましょう。
①「フォワード」は相手にダメージを与える攻撃の要
フォワードは、対戦相手に攻撃をしたり相手の攻撃をブロックしたりします。基本的に自分のターンでしかフィールドに出せません。フォワードに数の制限はありませんので、出せるのであれば何体でも出せます。ただしスタンダードのルールの場合、別のカード番号だったとしても、同じ名前のカードはフィールドに出してはいけません。
フォワードのカードは、名前と分類の柄がひし形に黒背景いなっており、ぱっと見で分かりやすくなっていますね。
- 攻撃や防御ができる
- フィールドに出す枚数に制限はない
- 同じ名前のカードは2枚以上出してはいけない
②大事なコストを生み出す「バックアップ」
「バックアップ」はフォワードを補助し、カードを出す時に必要な「CP(クリスタルポイント)」を発生させます。基本的に自分のターンでしかフィールドに出せません。
※「バックアタック」というアビリティを持っていれば、全てのメインフェイズとアタックフェイズでフィールドに出すことができます。
バックアップは5体までフィールドに置けます。手札に戻す効果や、○○をブレイクゾーンに置く効果でなければ入れ替えることはできないので、何を置くのかは常に考えておかないといけませんね。
- フォワードを補助する効果を持っている
- フィールドに出ているとカードを出すためのCPを生み出す
- フィールドに5枚しか置けない
③様々な効果で戦況を変える「召喚獣」
召喚獣は、一度効果を発動したらフィールドに留まることなくブレイクゾーンへ置かれます。相手のターンや自分のターン、スタック(効果を上乗せする行為)ができるときであれば、好きな時に召喚可能です。
召喚獣の効果はどれも強力なものばかりです。また最近では高コストの召喚獣を、コストを支払わずに手札から召喚できるカードも出始めています。召喚獣が手札にあるだけで、対戦相手のターンに妨害できることも増えますし、不要であればコストにすることもできるので、デッキに入れていると何かと安心です。
- 召喚獣は色んな時に発動が可能
- 効果を使ったらすぐブレイクゾーンに置かれる
④「モンスター」は出た瞬間から効果を発揮する
モンスターカードは、一定の条件を得るとフォワードになったり、効果を発揮してブレイクゾーンにいったりするカードになります。フォワード・バックアップとは異なるのは、フィールドに出た瞬間からアビリティを使える点です。
◆『Opus IV』から登場するモンスターについて
「モンスター」はカード種別のひとつです。フォワードやバックアップと同じくキャラクターに属し、コストを支払ってフィールドに出します。
モンスターはさまざまなアビリティを持ちます。フォワードやバックアップとは異なり、コストにダルアイコンを含むアクションアビリティを、フィールドに出たターンからすぐに使うことができます。
出典:SQUARE ENIX / カード別FAQ
モンスターカードは、フォワードと同じくフィールドに出せる枚数制限はありません。ただし、モンスターカードはフォワードのようにそのままの状態ではアタックもブロックもできません。「○○はパワー△△のフォワードとしても扱う」というテキストがあった場合、フォワードとしてアタックすることができます。
- アビリティを持っていて、フォワードとしても扱える
- フィールドに出たターンからアビリティを使用できる
- 「フォワードとしても扱う」がなければアタックやブロックができない
同じ名前のキャラクターはフィールドに1体しか出せない
5.2.2.カード名
出典:SQUARE ENIX / FF-TCG 総合ルール ver.2.00 最終更新日 2019年 9月25日
5.2.2.1.カードの名称である。一般アイコンが付いているカードは何枚でも、付いていないカードは同名のもの1 体まで出すことができる。
「戦士」や「白魔道士」などといったジョブ名ではなく、「ユウナ」や「ライトニング」などの固有名詞を持ったカードのことを「ネームドカード」と言います。このネームドカードは、違う絵柄のカード(カード番号が異なるカード)でも1枚しか出せません。同じフィールドに同じキャラクターは存在できないのです。
例えば同じクラウドでも「11-136S クラウド」と「11-127L クラウド」は、カード番号が違うとしても同じ名前のカードになりますので、フィールドに出すことができません。
ちなみに「11-136S クラウド」が「7-056H ドルガン」や「8-056R デスゲイズ[IX]」などで一時的に「除外」されてしまい、その後フィールドに戻ることはできるのでしょうか?
除外する
出典:SQUARE ENIX / FF-TCG 総合ルール ver.2.00 最終更新日 2019年 9月25日
15.1.1.1.8.カードをどこかの領域からゲーム外に置くことを除外するという。
デジョンのように、次元の狭間に葬られてしまいます……。アーレー……
「7-056H ドルガン」と「8-056R デスゲイズ[IX]」は、どちらもフィールドにいる限り、対戦相手のコントロールするフォワードをゲームから一時的に除外します。

「11-136S クラウド」が除外されてしまったので、「11-127L クラウド」をフィールドに出しました。

その後、何らかの効果で「7-056H ドルガン」または「8-056R デスゲイズ[IX]」がブレイクゾーンに置かれてしまい、「11-136S クラウド」を除外していた効果がなくなってフィールドに戻ってこようとします。

この時、あなたのフィールドには既に「11-127L クラウド」が存在していますので、フィールドに戻ったとしても、同じフィールドに存在できず、どちらもブレイクゾーンに置かれてしまいます。
7.7.3.フィールドには一般アイコン(カード名にあるカードが 3 つ重なったアイコン)を持つキャラクターは何枚でも出せるが、そうでないカードは同名 1枚までしか出すことができない。そもそもそれを超えて出そうとする行動をとることができないが、もしも、それを超えて該当するキャラクターが出てしまった場合、ルールプロセスによって両方のキャラクターがブレイクゾーンに置かれる。
FF-TCG 総合ルール ver.2.00 / 最終更新日 2019年 9月25日
ただし、名前の横に『』このマークがあるカードは、場に何枚でも出せます。
「ナイト」というカード名も、Opus11の段階では9種類存在していますが、どのナイトも(一般アイコン)があるので同時にフィールドへ出すことが可能です。
カードの種類は「フォワード」「バックアップ」「モンスター」「召喚獣」だけですが、属性やジョブや作品カテゴリなども考えなければいけない作品です。
ルールは覚えるの大変ですが、デッキを構築するとき「どのカードを使おうか」「このカードってこのカードと合わせると最強…?!」など考える時間が楽しめるようになります。
ゲームでのファイナルファンタジーを知っていると、カードの効果で胸熱展開が見られるかもしれません!
FFTCGのゲームの流れについてはこちらのブログでも解説しています。

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