【FFTCG総合ルール ver.2.13】FFTCGルール改定について

FFTCG

ファイナルファンタジーのトレーディングカードゲーム(FFTCG)にてOpus13発売に伴い、2021年3月16日にルールが一部変更になっています。

今回Opus13で追加された「13-002L アクスター」のオートアビリティによって、ルール改定に至ったようです。

13-002L アクスター
出典:SQUARE ENIX

アクスターがフィールドに出たとき、あなたのダメージゾーンにあるEXバーストを持つカードを1枚選ぶ。それのEXバーストの効果を発動させてもよい(この効果はスタックに詰まれる)。
Damage 3 – アクスターがフィールドに出たとき、【カード名(アクスター)】以外の【カテゴリ(FFBE)】のキャラクターカードを1枚サーチし、手札に加えてもよい。

EXバースト効果を持つカードと言うと、召喚獣やバックアップ、フォワードなど様々です。

今回のルール改定部分はこのEXバーストに関する記述が変更になりました。

11.10.1.EX バーストは一部の召喚獣または一部のキャラクターカードが持っている効果である。この場合の効果は、召喚獣やオートアビリティ、属性、コスト、ジョブ、カテゴリなど、そのカードの情報を持つ。

FF-TCG 総合ルール ver.2.13 最終更新日 2021年3月16日 - より一部抜粋

非常に重要な文章が1文追加されています。

今までのEXバーストは、あくまでもEXバーストの効果として処理されてきました。わかりやすく言うと、召喚獣のカードでEXバーストが発動した際には、「ダメージゾーンに置かれたEXバーストの効果」として処理されてきたというわけです。そこに召喚獣やオートアビリティなどの情報は持っていません。というより、特段明記されてきませんでした。

しかし今回のルール改定で、『FFTCG』プロデューサーの景山太郎はこう述べています。

今回のルール整備により、EXバーストはその召喚獣あるいはオートアビリティの『効果』ということになりました。<中略>今回のルール整備で総合ルールにも明記したのですが『効果』は元となった召喚獣やアビリティとしての特性を持ちます。

プロデューサーからスペシャル Vol.16『【13-002L】アクスターとEXバーストに関して』より一部抜粋

改めて、「13-002L アクスター」の効果を振り返ってみましょう。

「13-002L アクスター」は、ブレイクゾーンに置かれているEXバーストの効果を持つカードを1枚選択し、EXバーストの効果を発動することができます。この場合、使われるEXバーストの効果には引用元の情報も含まれています。

ダメージを受けないカードもダメージを受けるのか?

10-051C ジタン
出典:SQUARE ENIX

では具体的に「10-051C ジタン」のカードと「13-002L アクスター」のカードで見てみましょう。

「10-051C ジタン」のテキストは「ジタンは召喚獣やアビリティによってはダメージを受けない。」と「ジタンはコスト4以上のフォワードにブロックされない。」の2つの効果を有している、パワー5000のフォワードです。

1-023R ブリュンヒルデ
出典:SQUARE ENIX

ブレイクゾーンに「1-023R ブリュンヒルデ」がある状態で、「13-002L アクスター」のEXバーストの効果を発動させたい場合、「10-051C ジタン」は7000のダメージを受けるか否か。

答えは「受けません」

何故かというと、「13-002L アクスター」の効果によって「フォワード1体選択し、7000ダメージを与える」を使う場合、その引用元である「1-023R ブリュンヒルデという召喚獣のカード」の情報も持っているためです。この「フォワード1体選択し、7000ダメージを与える」という効果は召喚獣のカードの効果ですので、いくら「13-002L アクスター」のオートアビリティだとしても、「10-051C ジタン」は「召喚獣やアビリティによってはダメージを受けない。」というフィールドアビリティ(カードの効果が継続して発生しているアビリティ)を消さない限りダメージを受けません。

ダメージを受けたときのEXバーストの処理は?

「13-002L アクスター」とは離れますが、ダメージを受けて「1-023R ブリュンヒルデ」がダメージゾーンで捲れた場合はどうなるでしょうか。

ダメージゾーンであろうがブレイクゾーンであろうが、EXバーストにはそのカードのジョブや属性、コスト、カテゴリの情報を持っているので、「ブリュンヒルデというFF13の召喚獣」という情報を持ったEXバーストとなります。その為、「10-051C ジタン」は召喚獣によってダメージを受けないので、「1-023R ブリュンヒルデ」のダメージを与える効果は無効です。

まとめ

今回のルール改定では「EXバーストは召喚獣またはオートアビリティの効果のことである」とした上で、「効果の中にはテキストのアビリティの他に、カードのジョブや種類、属性などを含んでいる」と追記されました。

「13-002L アクスター」や、EXバーストの効果を引用してくるカードが増えてくるかもしれませんので、EXバーストの効果の改変は覚えておきましょう。

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