【FFTCG初心者向けルール】スタックって何?タイミングをみて相手の効果を打ち消そう!

初心者向けFFTCG FFTCG
カードゲームを始めた当初は新しい用語がたくさんで、どんな効果なのか?どんなタイミングでできるのか?どういうところはできないのか?など分からないことが多いですよね。
ブログを書いていても「このカードは効果的なのか?」「これとこれを合わせるのはできるのか?」と疑問は尽きません。
ルールがわかりベストなタイミングでカードを使えば、有利に戦えるようになります。
この記事では少しややこしいFFTCGの「スタック」という行為についてご紹介していこうと思います。

スタックってどんな効果?

まず、スタックというのは「相手が効果を使った後に、効果を上乗せすること」です。元々はITの用語から取られています。
他のカードゲームでは「チェーン」とも呼ばれていますね。
効果を上乗せしたい時は「スタックよろしいですか?」と対戦相手に必ず声をかけましょう。効果には優先権があるので、ターンプレイヤーが優先権を手放した時にスタックができるようになります。

また、対戦相手の効果に上乗せ(スタック)をした場合、対戦相手もこちらの効果に上乗せしてくる場合もあります。そうなった場合は、上乗せされた順番から解決されていくので注意が必要です。

例えば、自分がパワー4000の「戦士」をコントロールしていて、バックアップに「モンク」がいたとしましょう。対戦相手がイフリートを召喚し、戦士を選択しました。

  1. 対戦相手は「イフリート」を使って、パワー4000の「戦士」を選び、戦士に4000ダメージを与えようと発動させました。
  2. コストを支払い「モンク」の効果を使って、「戦士」のパワーを+2000にしたい場合、イフリートの効果の上に、モンクの効果がスタックされます。
  3. 双方にこれ以上スタックすることがなければ、一番上に載っている効果の「モンク」の効果が解決され、「戦士」はパワー6000になります。
  4. モンクの効果が解決され、次にイフリートの効果が解決されるので、パワー6000の戦士に4000ダメージが与えられます。

 

スタック
『ファイナルファンタジー・トレーディングカードゲーム(FF-TCG)基本ルール解説』より一部抜粋
注意が必要なのは、「スタック」の効果は自動で上乗せになったり、ジャッジが上乗せしてくれるなどしてくれません。
戦士・モンク・イフリートの例では、モンクの効果が上乗せされたことで、戦士はブレイクされずに済みました。しかしスタックをしないでイフリートの効果が解決してしまえば、貴重なフォワードがブレイクされてしまいます。
スタックの効果は、各々のタイミングで発動させるか決めるので、タイミングを逃したことで敗北することは往々にしてありえるのです。
「わ!あそこでアレを出しておけばブレイクされずにすんだのに……!」
「ア゛?!これ使っておけばあのフォワードブレイクできて1点入れられたんじゃ?!」
なんてシーンも出てきてしまい、とてももったいないです。
スタックできるタイミングを見極めて、後悔しないように動きましょう!

スタックするタイミングはたくさんある!

スタックするタイミングはたくさんあります。逆にできないタイミングの方が少ないため、把握しておくことで一手先、二手先を読めるようになりますよ。
スタックできないタイミングはこちらになります。
  1. EXバースト
  2. フィールドアビリティ
  3. カードをアクティブにする
  4. ドローフェイズ
  5. 「〇〇をフィールドに出す」

  EXバースト

ダメージが与えられた時、1点につきデッキから1枚ダメージゾーンへ置きます。この時、ネーム横に「EX」と書かれたカードが出るとテキストの効果が即時解決されます。
この「EX」効果にさらに効果を上乗せすることはできません。

「8-094C オーディン」の例が分かりやすいでしょう。

8-094C オーディン
出典:SQUARE ENIX

このカードがダメージゾーンへ置かれた時、テキストに書かれている「フォワードを1体選ぶ。それをブレイクする。」という効果が即時解決します。この効果にはいかなる効果の上乗せもできません。

11.10.2.<中略>EX バーストを持つカードがめくれると、そのカードが持つ効果を即座に発動することができる。

FF-TCG 総合ルール ver.2.00 最終更新日 2019年 9月25日 / 18p

「1点につきデッキの一番上から1枚、ダメージゾーンにカードを置く」と書きましたが、ダメージが複数点与えられた場合は、EXカードがめくれたとしても一旦カードの効果がスタックされます。先にダメージを解決してから、スタックされているダメージゾーンに置かれたEXカードの効果を解決するのです。

6.5.2.1.<中略>EX バーストを持つカードがめくれてもすべてのダメージを先に解決する。その後、EX バーストを解決する。複数の EX バーストを持つカードがめくれたら、めくれた順番に解決する。

FF-TCG 総合ルール ver.2.00 最終更新日 2019年 9月25日 / 4p

例えば「8-001R アークエンジェル HM」は対戦相手にダメージを与える場合、代わりにそのダメージは2倍になります。つまりダメージが与えられたら2点与えられるということですね。

8-001R アークエンジェル HM
出典:SQUARE ENIX

この場合ダメージ2点分、ダメージゾーンにカードを置き、EX効果を解決します。

  フィールドアビリティ

1-107L シャントット
出典:SQUARE ENIX

よく見かけるフィールドアビリティのカードが「1-107L シャントット」ですね。このカードがフィールドに置かれた時の「すべてのフォワードをゲームから除外する」効果が解決します。この効果もスタックすることはできません。

11.9.3.フィールドアビリティはスタックを使用しない。

FF-TCG 総合ルール ver.2.00 最終更新日 2019年 9月25日 / 18p

  カードをアクティブにする

アクティブフェイズとは、ゲームの進行の最初に訪れるフェイズです。このフェイズの時に前のターンダル状態だったカードをアクティブにします。

このフェイズで何か効果をスタックすることはできません。

9.1.1.1.ターンプレイヤーは、自分がコントロールするすべてのダル状態の
フィールドにあるカードをアクティブにする。この特別な行動はスタックを使用しない。

FF-TCG 総合ルール ver.2.00 最終更新日 2019年 9月25日 / 6p

  ドローフェイズ

ドローフェイズ(カードを2枚引く)時にもストックはできません。カードの効果によって相手の手札を減らす「ハンデス」効果などは、ドローフェイズ後に効果を発揮します。

9.2.1.1.ターンプレイヤーは最初に、カードを 2 枚引く。この特別な行動はスタックを使用しない。

FF-TCG 総合ルール ver.2.00 最終更新日 2019年 9月25日 / 6p

  「〇〇をフィールドに出す」

例えば、キャラクターカードをフィールドに置いたとき、スタックでキャラクターカードをフィールドに出す邪魔をしたり妨害したりすることはできません。

9.3.1.5.ターンプレイヤーはスタックが空で優先権を持っている時に、キャラクターカードをフィールドに出すことができる。これは特別な行動であり、スタックを使用しない。

FF-TCG 総合ルール ver.2.00 最終更新日 2019年 9月25日 / 7p

5つのタイミングではスタックを行うことができませんが、対戦相手の効果にスタックすることで

それぞれのフェイズについては、こちらの記事でも解説しています。

【FFTCG初心者向けルール】ゲームの流れとカードを出すタイミングについて
今回はゲームの流れについてです。これを知っていないといつカードを出せばいいのかわからなかったり、相手の妨害ができるタイミングを逃してしまったりしてしまいます。フェイズ事にできることが限られていますので、ゲームの流れをみて状況に応じた対策を取りましょう!

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